アポEについて

アポEはアポリポ蛋白の一種

アポEとは、VLDLやIDL、HDLなどのリポ蛋白を構成している、アポリポ蛋白の種類の中の一つです。317個のアミノ酸から構成される蛋白質として合成されていて、アポEになると細胞の外に分泌されます。
アポE遺伝子には、アポE2、アポE3、アポE4という、3つの対立遺伝子があります。

アポE遺伝子について

アポE2は、受容体との結合力が低いという特徴があり、高脂血症の原因となると言われています。
アポE3は正常なタイプで、アポEが本来持っている働きを正常に機能させます。
そして、アポE4はアルツハイマー病を引き起こす要因を持っていると言われています。

アポEというのは、主に肝臓で作られるもので、全身の臓器にコレステロールや脂肪酸を運ぶ役割を持っています。
そして、細胞からコレステロールやリン脂質を引き抜くという働きもあります。
つまり、アポEは脂質の代謝に大きな関わりを持っている物質なのです。

アポEが多いほど発症率が高まる

アポEは脳脊髄液の中にあるリポ蛋白と結合して、脳の神経細胞の表面にあるアポE受容体から、脳の神経細胞内に取り込まれます。脳の神経細胞の中に取り込まれたアポEは、中枢神経を発達させたり、神経細胞のダメージを修復するために必要な脂質を運びます。こういった働きだけなら、アポEはなんの問題もない物質と言えます。

しかし、アポEはアルツハイマー病を引き起こすと言われる、老人班から検出されることが分かっています。他にも家族性アルツハイマー病の患者にはアポE4の遺伝子が多いことが判明しています。
同時にアポE4の遺伝子が多ければ多いほど、アルツハイマー病の発症が低年齢化することも分かってきています。

このようにアポEが多く検出されるほど、アルツハイマー病のリスクが高まるのです。

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