知っておきたい認知症トップ > 沢山ある認知症を引き起こす病気

神経が変性することが主な原因

認知障害を起す病気はさまざまですが、脳細胞、神経に関する病気は認知障害を起しやすい特徴があります。この種の病気は脳細胞の壊死や神経伝達物質の減少、脳の変性・脱落などが原因で発症する病気です。

根本原因が不明な病気も多く、治療が難しい場合もありますが、多くは適切な治療を施せば症状の改善が図れます。なお、早期発見・治療なほど症状の改善も早くなりますので、日頃から体の異常を見逃さないようにしましょう。

アルツハイマー病
発症原因により家族性アルツハイマー病とアルツハイマー型認知症に分類されます。発症後は認知障害が徐々に進行します。
レビー小体型認知症
幻覚や妄想などの症状が現れる疾患です。特徴的なのは得認知障害と運動障害の両方が起こることです。
ピック病
中高年に多く見られる疾患で大脳の萎縮が起こり認知障害が伴います。神経疾患の一種です。
パーキンソン病
ドーパミンの分泌が極端に減る病気です。原因は未だ解明されていません。
ハンチントン病
大脳の神経細胞が変性や脱落を起こすことで発症する病気です。不随意運動、認識力低下、精神症状などの症状が現れます。
進行性核上性麻痺
パーキンソン症候群に分類される病気です。脳の神経細胞が徐々に減少することで発症し、歩行障害、嚥下困難、認知障害などの症状が現れます。
脊髄小脳変性症
小脳や脳幹の神経細胞が徐々に破壊され失われていく病気です。日本では特定疾患に指定されています。
皮質基底核変性症
歩行障害や筋肉の固縮などのパーキンソニズムと大脳皮質症状が併発する病気です。原因は解明されておらず、国の特定疾患に指定されています。

脳卒中が原因

認知障害は脳の病気が関わっているため、脳卒中や脳梗塞を起こすこと発症することもあります。どちらも重篤な症状を招く危険な病気であり、またさまざまな後遺症を残す病気でもあります。

何より早期発見・早期治療が大切なため、症状を見逃さないことが重要になるでしょう。また、この病気は生活習慣との関わりが深い病気です。高脂質な食事、運動不足、喫煙などには注意し、未然に病気を防げるよう心がけましょう。

脳梗塞
血栓などによなり脳の血流に障害が起こり細胞が壊死する病気です。ラクナ梗塞、心原性脳塞栓症、アテローム血栓性脳梗塞の3つの病態があります。
脳出血
脳内の血管が破れて脳内出血を起こした状態です。血腫により脳浮腫が起こりると、脳ヘルニアを発症することもあります。

頭をぶつけて起こる頭部外傷

認知障害を起こす脳の病気は外的要因によって引き起こされることもあります。
その代表が脳挫傷です。この病気は脳に強い衝撃を受けることで、脳自体がダメージを負ってしまことが原因で起こる病気です。

認知障害は勿論、意識障害、運動障害などが起こり場合によっては昏睡状態に陥ることもある怖い病気なのです。また脳内出血を併発することで、症状はさらに重くなってしまいます。
重篤な症状を起こさないためにも、頭部への衝撃には注意した方がいいでしょう。

脳挫傷
頭部に強い衝撃を受け脳本体に損傷が起こることで発症する病気です。多くの場合、脳内出血を併発しています。
脳内出血
動脈硬化により血管破裂が起こる病気です。重篤な場合は生命を落とす危険性がある怖い病気です。
慢性硬膜下出血
硬膜と脳の間に徐々に血腫が形成される病気です。高齢者に多く見られる特徴があり、症状は血腫と同じく徐々に起こり始めます。

悪性腫瘍によるもの

腫瘍も脳の病気を引きこす原因になります。
腫瘍には髄膜腫や神経鞘腫などの良性と、神経膠腫、転移性脳腫瘍などの悪性に分類されています。どちらも認知障害を起す原因になりますが、悪性腫瘍は治療が難しくなる特徴があります。

これ以外では、がん細胞が脳に転移するがん性髄膜炎も認知症を引き起こす病気に含まれます。 どちらにせよ早期治療が何より重要になるため、定期検診は必ずを受けるようにしましょう。

脳腫瘍
頭蓋骨の内側にできる腫瘍の総称です。さまざま種類がありその数は100以上とも言われています。
がん性髄膜炎
他の部分で発生したガン細胞が脳髄膜に転移した状態です。末期がんの方に多く見られる特徴があります。

感染症によるもの

認知障害を起す脳の病気には、ウイルス感染によって発症する病気もあります。
いわゆる脳炎という病気です。
原因物質はヘルペス、寄生虫、異常プリオン蛋白質、梅毒など様々なものがありますが、共通して言えるのは治療を受ければ治せるということです。
ただし、病気が進行すると予後が悪くなる病気もあるため、早期治療が必須になるでしょう。
予測が難しい病気ですが、症状を理解することが早期発見につながることもあるでしょう。

髄膜炎
脳のくも膜や軟膜が細菌感染を起こし炎症化する病気です。重篤な遺症を残すこともある危険な病気です。
脳炎
脳で起こる炎症性疾患の総称です。原因はヘルペスなどのウイルス感染や寄生虫などが主なものになります。
進行麻痺
梅毒感に感染した人が感染から10年目以降に発症する脳疾患です。体全体の麻痺だけでなく、痴呆などの症状も見られます。
ヤコブ病
牛海綿状脳症に感染した牛の特定部位を食することで発症する病気です。認知障害が急激に進行する特徴があります。

代謝異常や栄養障害が原因

脳の病気は認知障害を伴うケースが多い病気です。その一つに栄養障害や代謝異常によって引き起こされる脳疾患が含まれます。

例えば、ビタミンB1が不足すればウェルニッケ脳症を発症しB12ならビタミンB12欠乏症、ナイアシンが不足するとペラグラ脳症を患います。
大半の病気は不足しているビタミンを補給することで改善されますので、重症化する前に医師の診察を受けるようにしましょう。

ウェルニッケ脳症
ビタミンB1の欠乏により発症する病気です。意識障害、運動失調、欲求の喪失などの症状が起こります。
ペラグラ脳症
ペラグラと言われる皮膚病が進行し脳の機能不全を起こす病気です。ナイアシンの欠乏が主な原因とされています。
ビタミンB12欠乏症
ビタミンB12の不足により引き起こされる症状を意味します。貧血、末梢神経障害、認知障害などが主な症状です。
肝性脳症
肝機能が機能低下を起こした際に意識障害などが伴う疾患です。原因不明とされる病気です。
電解質異常
血液中の電解質バランスが崩れてしまってた状態をいいます。不足している電解質を補うことで症状の改善が図れます。

内分泌疾患によるもの

内分泌疾患とはホルモンを分泌する器官に機能異常が起こり、分泌量が狂ってしまう病気です。原因の多くが自己免疫に異常が起こることとされています。

現れる症状は様々で、代謝異常、動悸や、脱力感、食欲不振などが主な症状ですが、珍しいものでは眼球突出などが起こります。
重篤な症状を起こすことは少なく、分泌量を調整したり足りないホルモンを補充することで症状を抑えることが出来ます。

バセドウ病
甲状腺ホルモンが過剰に分泌される病気です。動悸や手足の震え、眼球突出などの症状が伴います。
橋本病
甲状腺ホルモンの分泌量が極端に減ってしまう病気です。主な症状は新陳代謝の低下、体のむくみ、痴呆などです。
副腎皮質機能低下症
副腎皮質ホルモンの分泌量が調節されなくなった状態をいいます。倦怠感、脱力感、食欲不振、低血糖、精神症状などが起こります。

その他

脳の病気は認知症と似た症状を起こすことで知られています。
脳の髄液が滞留することで起こる突発性正常圧水頭症も認知障害や歩行障害を起こす病気です。認知症と大きくことなる点は根治治療が行え、また症状が劇的に回復することです。

ただし、低酸素脳症のように後遺症が残る病気は認知障害が残ってしまうことがありますが、やはり症状が進行することはありません。迅速な対応を取れば認知障害も改善することが出来ます。

突発性正常圧水頭症
脳の髄液が溜まり過ぎてしまう病気です。原因不明の病気ですが、髄液シャント術によって比較的簡単に治療が行えます。
低酸素脳症
脳に酸素が行き渡らず脳が低酸素状態に陥っている状態をいいます。認知障害も現れますが症状が進行しない特徴があります。

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